未経験から事務職へ転職できる？ゼロから始めるオフィスワークの道

2025.09.01

全般

「今まで接客や販売の仕事をしてきたけれど、次は事務職にチャレンジしてみたい」

「地元に戻って、安定した環境で働きたい」

「移住を機に、新しい仕事に就きたいけれど、経験がないから不安」

そんな思いを抱えている方に、事務職という選択肢は非常に現実的で魅力あるものです。

事務職は、会社や組織の運営を支える“縁の下の力持ち”。専門的な資格や経験が必要と思われがちですが、実は未経験からでも始められる職種のひとつです。今回は、事務職未経験者が転職を成功させるためのポイントや、身につけておきたいスキル、活かせる強みなどをご紹介します。

そもそも事務職とは？どんな仕事をするのか

一言で「事務」といっても、その種類や仕事内容は多岐にわたります。代表的なものには、以下のような業務があります。

一般事務：書類作成、データ入力、電話応対、来客対応など

営業事務：受発注処理、納期調整、営業担当のサポート業務

経理事務：請求書発行、経費精算、会計ソフト入力

総務事務：社内備品管理、勤怠管理、社内行事の運営補助

医療事務や法務事務など、専門性が求められる分野もあり

未経験からスタートする場合は、まず「一般事務」や「営業事務」といった職種が選ばれる傾向にあります。これらは基本的なPC操作と、丁寧な対応力があれば始めやすい業務内容です。

事務職が未経験でも転職しやすい理由

事務職は、専門的な知識や資格がなくてもチャレンジできる職種として、未経験者からの人気が高まっています。多くの企業が、実務経験そのものよりも「人柄」や「基礎的な社会人スキル」を重視して採用している背景があり、実際に異業種から事務職に転職した事例も少なくありません。たとえば、接客業や販売職で培ったコミュニケーション能力や丁寧な応対力は、電話対応や社内外との連絡業務にそのまま活かすことができます。

また、事務職に必要なスキルの多くは、現場で身につけられることも転職のハードルを下げている理由の一つです。ExcelやWordといった基本的なパソコン操作は、オンライン講座や職業訓練などで事前に学ぶこともできますし、多くの企業では入社後に業務を通してスキルアップできる環境が整っています。

シフト勤務や立ち仕事から、座り仕事・日勤中心の働き方に切り替えたいと考える人にとっても、事務職は魅力的な選択肢です。土日休みや定時退社が可能な職場も多く、生活リズムを整えたい方や、子育て・介護などと両立したい方からも支持されています。こうした点から、事務職は未経験者にも門戸が広く、挑戦しやすい職種として選ばれているのです。